******口回りの毛、変色してませんか?*******

ミニチュア・シュナウザーの特徴のひとつである白い口髭。最近のトリミングでは口髭をふわっと丸く仕上げるスタイルが定番となっています。ところが、この白さをキープするのが悩みの種。いわゆる“よだれやけ”で茶色く変色してしまい、なかなか治らないという声が多く聞かれます。ここではこの“よだれやけ”の原因と、直し方のヒントをお教えします!

〈よだれやけの原因〉
一般的に、よだれが常に口回りの毛につき、そこから雑菌が繁殖して毛が変色してしまうのが要因と言われています。よだれはどんな犬でも出ていますが、すべての犬の毛が茶色く変色するわけではありません。それでは、なぜ一部の愛犬の毛が変色してしまうのでしょうか? そのおもな理由は

1粗悪内容物が混入したフード
2食物アレルギー
3口内環境の悪化
によるものが大きいとされています。

つまり、健康状態に何らかの問題がある場合、よだれやけが起こっている可能性が高いということ。

〈よだれやけの直し方〉
もし愛犬が上記のいずれかの原因にあてはまる場合は、その要因を改善するのが一番の解決策です。
1・2の食物に関しては、アレルギーである可能性が高いため、まずはアレルゲンを特定することをおすすめします。このアレルギー検査は動物病院で行うことができ、一般的には「lgE血液検査」と呼ばれる血液検査が主流です。ただし、食物が原因とされるアレルギーを調べる場合は「リンパ球反応検査」が効果的ともいわれています。検査費用はどちらも一般的に1検査2~3万円とされ、検査結果が出るまでには1~3週間程度を要します。
検査結果が出たら、どんな食品や成分を与えたらダメなのを獣医師に聞き、どんなフードを与えたらよいのか、アドバイスをもらいましょう。

*体の他の部分が茶色く変色している場合、その場所をなめている可能性があります。皮膚などにアレルギー症状が出ていないかチェックしましょう。また長時間の留守番や痒み、痛みのストレスである可能性もありますので、早めに原因を特定して対処しましょう。

3の口内環境については、軽度のものなら日ごろのケアで改善することが可能。一番大切なのが食後の歯磨きです。専用のやガーゼなどを使い、歯や口内の汚れを拭き取ることを習慣にしましょう。ただし、こちらをきちんと行っていても、歯石は絶対につかないというわけではありません。口臭が気になり始めたら、獣医師さんに相談をしましょう。

 

 

 

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