「ミニチュア・シュナウザーの首輪&リード選び」

犬を飼ううえで重要なアイテムのひとつが飼い主さんと愛犬を繋ぐ首輪とリード。みなさんはこの首輪とリードを、どんな基準で選んでいますか? 「デザイン重視!」と答えた方は、要注意です。もちろんライフスタイルやウエアに合わせて選ぶことも楽しみのひとつではありますが、まずは本来の役割である「愛犬のコントロール」のツールとして、最適な物を選び、きちんと装着することが肝心です。

〈首輪と胴輪〉
首輪は首周りのサイズに合わせて装着するベルト状のもの。リードを引くことによる指示が伝わりやすく、しつけにも最適とされています。PP素材や布製、革製品などいろいろな素材やデザインがあり、ファッションとしても楽しめるアイテムのひとつとなっています。ただし、以前からサイズが合っていない、装着が緩すぎる、首輪自体が劣化で破損するなどの理由から、首輪抜けのケースも多数報告されていて、注意すべき点もあります。
胴輪は近年改良が進み、器官の弱い犬種や首にプレッシャーがかかるとえずきやすいタイプ、また首と胴のくびれが少ないブルテリアなどの犬種は首輪が抜けやすいため、こちらがおすすめです。ところが、胴輪は引くことによるプレッシャーが少ないため、コマンドが伝わりづらいのが欠点。とくにパワーのある大型犬には不向きとされています。

〈装着の仕方〉
 実際に選ぶ際の基準となるのが首周りのサイズ。首輪を装着して、リードを上下に引いた際、頭が抜けなければOKです。サイズが適正でも、ゆるみがあり過ぎて頭が抜けてしまうようではアウト! 「首が苦しそうだから可哀そう」と、ついつい緩めてしまいがちですが、そのせいで首輪抜けして迷子になったり、事故にあってしまう可能性があります。きちんとコマンドを伝えるためにも、正しい装着を心がけましょう。

また胴輪も首回りと胴回りのサイズがきちんと合っているものを選ぶことが基本。サイズの測定ポイントが2か所あり、デザインによってはコードや素材が脇に食い込み、皮膚を傷めるケースもあるようです。ベストサイズ、ベストデザインを見つけるには、専門店で試着して決めるのがおすすめです。
*首輪に慣れていない保護犬を迎えた方や愛犬が脱走癖のある場合は、通常の首輪と胴輪をW使いで装着することケースも多くなってきました。

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