「ミニチュア・シュナウザーの飼い方」
利口で怖いもの知らず、忍耐強くて敏捷なミニチュア・シュナウザーは、適応力があり、留守番も得意なため、室内での飼育にも向いていています。
*必要なこと
散歩/朝夕など、30分程度の散歩を行うのが理想です。体調を維持するためであるのはもちろん、ストレスの発散やほかの犬や人と触れ合うことで社会性を身につける意味でも、散歩はとても重要な習慣です。
食事/ペットショップやブリーダーさんから迎える子犬は、生後2~3カ月くらいの月齢であることが一般的。子犬時期の食事は、生まれた時に過ごしていた場所と同じ回数、同じ与え方にするとストレスがかからないと言われています。体調や成長に合わせてフードの量や食べ方を変える場合は、急に変えてしまうと消化不良になって下痢を引き起こしたりする場合があるため、ドッグフードを変える場合は、今までのフードに新しいフードを少しずつ混ぜるようにして、1週間ほどかけて切り替えましょう。
一般的に、ミニチュア・シュナウザーのような小型犬は生後2カ月で成長期に入り、急速に体重が増加します。生後6カ月頃には食事量が安定し、生後8カ月前後には体重の増加も横ばい状態に。そこで注意したいのがフードです。子犬用のドッグフードは成犬用のものより栄養価が高いため、そのまま与え続けると栄養過多で肥満になってしまう場合もあります。フードは7カ月を目安に、子犬用から成犬用に切り替えましょう。7歳くらいまではそのまま成犬用を与えますが、7歳以降のシニア期になると消化機能が衰えてくるので、消化の良いシニア用のフードへの切り替えがおすすめです。こちらも同様に時間をかけて行いますが、うんちがゆるくなるなど、消化不良の状態に陥ったらすぐに獣医師に相談を。
〈月齢・年齢に合わせた食事の与え方目安〉
~生後3カ月1日4回(ふやかした状態)
生後4カ月~6カ月1日3回
生後7カ月~1日2回
フードの選び方についてはこちらのページを参照してください。
愛犬のための場所作り/部屋の中で飼育する場合、愛犬が休んだり、眠ったり、留守番したりなど、落ち着いて過ごせる場所を作ることも大切です。例えば子犬時代に慣れ親しんだケージを利用し、中にベッドや水飲み場、トイレなどを設置したり、部屋の片隅にクレートを設置したり。愛犬が1頭でゆったり休める場所を確保しておきましょう。
飼い主さんとの触れ合い/好奇心旺盛なミニチュア・シュナウザーを満足させるには、十分な運動と遊びの時間をとる必要があります。散歩やドッグランなどの野外の運動はもちろんですが、室内での飼い主さんとの触れ合いは、愛犬と良い関係性を保つため、またしつけの一環としても重要な時間。食事やおやつタイムにマテやオスワリ、呼び戻しなどの基本的なコマンドを実践したり、ボール投げなどの遊びの中で持ってこいや呼び戻しの練習をしたりと、何気ない暮らしの中でも飼い主さん次第で愛犬はどんどん成長していくのです。
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